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<ストーリーなど>
決闘前に条件のすり合わせをするコウ(釦)とヒバル。
不良の割にルールの擦り合わせをしっかりしてるのがなんかかわいい。笑
コウは、関節のない4本の腕である阿修羅のアストロを持っていた。。
決闘開始でコウがヒバルを圧倒する。
戦いの中で明かされるコウの過去。
コウにはボタンという兄がおり、彼は久蘭(クラン)の親友でもあった。
だがボタンは若い頃に池袋の抗争に巻き込まれ、コウを残して死んでしまっていた。
クランはクランで、ボタンの今際の際にコウを頼むとボタンから託されていた。
ボタンの死によりコウは「綺麗事言っても結局は無駄死に」と悟るようになり、「他人のために命を張るのではなく、利口に生きる」と考えるに至ったらしい。
言ってることは何となく分かるが、綺麗事言うということと、無駄死って対称されてないのではないかという気もするが、所詮は子供の言うことなので矛盾ありということにして気にしないでおく。
コウの阿修羅のアストロに苦しめられるがなんとか打開するヒバル。
ヒバルはコウに反論する。
「他人に命をかけるのは人の勝手。気に入らないのは、力を手に入れた途端手のひらを返したコウの性根である」と。
「力を手に入れたらコウをずっと守っていたクランを助けるのが筋、義のないコウにトップに立つ資格はない」といってコウをぶちのめす。
とどめを刺す直前で拳を停めるヒバル。
クランに免じてトドメは刺さないので負けを認めろとのこと。
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<分析>
前回の展開予想の通りとなったが、これは王道漫画の王道展開なのですごくもなんともない。
この展開はこの展開でいわゆる様式美に則っているので、万人に分かりやすく良いと思う。
またこうして改めて話を追ってみると、和久井健は漫画が上手いと思った。
より正確にいうと週間連載の続け方が上手いといったほうが正しいか。
というのも週刊漫画を連載する際には、必要なのは連載をまずもって続けることである。
そしてそのためには人気が必要となる。
毎回面白ければ何よりだが、物語というのは浮き沈みがあるものなので毎回面白さを維持するというのは実はかなり難しい(それが可能な漫画家もいるがそれはまた別次元の雲上人の話である)。
漫画家も毎週の中で漫画を書くだけでなく次回以降の構想を練る時間もしなければいけないので、場合によっては漫画の面白さの方に時間を割けなくなることはありうると思う。
恐らく和久井健はそういった状況になるのに備えて、かなり意図的に盛り上がる回と盛り上がらない回を交互に差し込んでいる気がする。
誤解しないでほしいのだが、これは褒める文脈で言っているのである。
恐らく、話的に面白い展開や演出が思いついたら、その展開に至る1話前にあえてそんなに面白くもない話を過程として放り込んでみたりするのだ。
こうすることで、面白い話を見た読者が次の話を見て、「??」と疑念を抱いても、さらにもう1話読み進めると、面白い展開が用意されており、「やっぱ面白い和久井健は神!」という風になるのだろう。
週刊連載を飽きさせない方法論としては実に巧みである。
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