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「願いのアストロ」について(第9話・ネタバレあり)

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https://www.oninkun.com/back-issues-of-astro-royale
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<ストーリー>
キンパとともに何とか屋敷の外へ逃げ出せたヒバル。
屋敷の外へ出てみると、ゾンビとドロドロになっていた2人が元に戻っていた。
・上の状況を最初の1コマ目だけでしっかりと説明できている秀逸に値するコマである。


ゴーストシープスに手も足も出ずに逃げ出してきたヒバル・クラン・テラスだが、何故かキンパには効かなかったのかについて話し合う。
前話の警官曰く、「まず巨大な化け物に襲われて気が付くと蝋人形のように固まった。そしてどの犯行現場にも匂いのきついバラが一輪」置いてあったとのこと。
・いや警官よ、それヒバルたちが屋敷に行く前に予め細かく教えておいてくれよ、お前キャラ通り使えねえじゃん。

そこでビビッて気絶していたテラスが「なるほど」と言いながらむくっと起き上がる。
屋敷の外にある玄関のバラ、屋敷の中にそこら中にあったロウソク…
「うん!仕掛けが見えてきたな」とカッコつけるテラス。
それにすかさず「よくそんなすぐにかっこつけられるわね」とキンパに突っ込まれる 笑
・あれ、これもしかしてテラスってギャグ要員になったのか?

「2つの合わせ技に脳をバグらされたけど、今度は騙されねー」とカッコつけるテラスだが、クランから「お前コネクターは?」と聞かれ、慌てふためき再びギャグ要員になるテラス 笑
・やっぱギャグ要員になってるじゃねえかw

・場面は変わり、ゴーストシープスの団員である「碇カリン」と「碇初」の登場。
2人の会話からバラの香りで幻覚を見せてロウで固めることを突き止めたキンパとヒバルが2人の前に大ゴマで登場。

手元に薔薇がないため、薔薇が屋敷ある屋敷の入り口まで2人が移動しようとしたところで、巨大うちわに変身クランを無能警官とビビりテラスが扇ぎまくる。
ようやく2人を追い詰めた所でヒバルが攻撃したが、碇初が「ドローロック」というロウを自在に扱えるアストロでヒバルの攻撃を防ぐ。
そこへまた幻覚が!!。
もう1人の碇カリンとかいう巨大なおかまが香水の匂いを使った「パフュームゴースト」というアストロを使って幻覚を出していた。
ギャグ要員テラスと無能警官が気絶して窮地に立たされたヒバル陣営だが、透明になったキンパがテラスのアストロのコネクターと2人のコネクターを華麗に取り上げた。
テラスのコネクターはテラスに返して、二人のコネクターは破壊。

コネクターがない2人はアストロを出せずに追い詰められる。
すると、窮鼠猫を噛むが如く以前の無能警官から奪った拳銃を碇カリンが発砲。
だがコネクターを取り戻したテラスが八咫鏡のアストロで防ぎ、最後はヒバルがアストロで2人をぶっ飛ばして一件落着。

事件後に警官に銃を返す際にヒバルが「アストロは強力で危険な力だ、でもだからこそオレは人のために使いたい」
と名言を残してヒバル達のアジト帰るところで終わり。

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<感想・分析など>
今回分かったことは、コネクターがないとアストロが使えないということである。
アストロがコネクターありきなのは何となく読者が予想できたことであるが、あえてここで入れてきたということは、今後のコネクターに関わる話が出てくるということだろう。

演出的にも注目すべき点が複数あった。
・まずは上述した1ページ目の一コマ目である。
少ないコマ数で複数の情報、時系列的経緯を表すことが出来れば出来るほどよいのであるが、1コマだけあそこまでで分かり易く情報を詰め込めることに驚いた。
しかも最初の1コマ目というのも刮目に値する。

・2つ目はヒバルとキンパの登場シーンである。
碇兄弟が話しているところに割りこむ形で2人が登場したということが分かり易く描写されている。
この演出は、様々なメディアの手法をマンガに落とし込んでいるのは漫画巧者の証拠である。

これら2つのことからも演出の力が他の凡百の漫画家とはかけ離れていることが分かる。
絵が売りでない分、他の力に振分けが配分されており、結果的な総合力の高さを窺わせる。
漫画は画力だけではないということがよく分かる。

ストーリーの観点から言うとキャラ特性の変更が興味深かった。
テラスがここに来てカッコつけギャグ要員へと転職したことである。
確かにキャラ的にはクランと被っている点が複数あったのだが、恐らく先週先々週あたりでクランが男前っぷりを発揮したことで、クランがテラスの上位互換になってしまったので、キャラ重複を避けるためにテラスはあえなくギャグ要員へと移行になったと思われる。
哀れ、テラス。
こういった、状況を見て即座にキャラの役割を変える柔軟性は流石ベテランといったところである。

またキンパである。
キンパがところどころ可愛くなっているのは男子ホイホイ機能としては見事に活躍しそう。
またキンパの常識人的なキャラクターがツッコミ役を受け持つのに適しているため、今話の様なボケ(テラス)・ツッコミ(キンパ)のコメディーが出来るようになったのも強い。

次も楽しみである。
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