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スピーキングのための練習法が載っている本。
英語の勉強は中高の定期テストのみの人やその当時英語が苦手だった人、いわゆる初心者を相手にしているであろう書籍。
個人的には、大学受験である程度英語の力がついている人の方が向いていると思う。学力的な側面でいうと、英検2級は軽く受かるが準1級はまだ難しいとか。
英検2級は軽く受かるであって、「何とか合格」や「何とか合格した」では駄目です。
分かり易く書こうとして用語を使わないようにするためなのか、逆に分かりにくくなっているところがある。
例えば初心者向けとして厳しい点は以下である。
・there is 構文の説明。文中で使われている単語がa stationとthe stationというふうに違いがある。
・形容詞の前置き後置きの説明。
・否定疑問文、would you mindあたり。わかりにくい。単純にyes,i do/no, i don'tで覚えているとおり、yes→do/no→don'tで判断すれば良い。
個人的な具体的な章立てに関する感想は、
第3章の練習方法などは、自分がこれまで行っていたことと、たまたま一致していてうれしくなった。自分が行っていた訓練方法は間違っていなかったことが。
1,2,4章はうーん・・・。
1章と2章…英語玄人にはいらない。英語素人には子供だましが過ぎる。
4章は練習法というより、話したいなら普通に思いつくのでいらない。
知っている内容も多いので全体的には流し読みやったが、英語玄人だと序章と3章は少し役に立った。
厳しい意見を書いてしまったが、先述したようにリーディングの水準がある程度英語をわきまえている人が読むと非常に参考になることが多く書いてある。
例えば、序章の日英直訳の弊害や具体的な意訳の効果とか。
他の本でもそうだが、これのみを読んでこれのみのやり方で何とかはもちろんならない。
そのためこれに合わせて、横山カズの「CD-ROM付 最強の英語独習メソッド パワー音読入門」とかを読んで練習すると、スピーキングの流暢性、に関して向上し、ある程度つまりなく喋れる様になるのではないかと思う。
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ライティング、返り読みなしのリーディングの向上、リスニングは、要望があればまたの機会に。
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