先述したように、目的>目標なのにも関わらず目的にそぐわない、もしくは目標を達成することだけを考えた目標設定をしてしまうことが、大企業や中小企業に限らず日常生活でもままある。 つまり、目標設定をしてその目標達成をする手段を実行することで、目標は達成できるが最終の目的は到達できなくなる、ないしは不意になってしまうということだ(木を見て森を見ず)。 それを避けるには、 ①常に目的に繋がる目標を設定する(目標達成の手段が合目的的である)。 ②常に具体的明確な目的を持つ。 が非常に重要なのだ。 どちらも満たしていない典型例が、子供に対するプログラミングや英語、学習塾などなので今回は特にその辺を重視して説明をする。 例えばプログラミング。 子供にプログラミングをやらせる意味は何か? プログラミングができるようになると大人になったら有利になる? これは目的と目標が設定されていないので論外。 そもそもプログラミングとは、コンピューターに何かを自動でやらせるために組むものなのだ、つまりプログラミングとは手段であって、目標が存在してこそ成り立つのだ。 知り合いのITエンジニア曰く、「プログラミングは目的ではなく手段。」とのこと。 目的に沿って手段を取捨選択するのであって、手段ありきではない。 事実、多くの企業では新卒でIT未経験者を雇用するが、IT関係の若者はIT関連の会社に入る前にプログラミングなど触れたことのない人が大半であり、みんな入ってから研修で身につけるのだ。 プログラミングができるようになりたいというのはまさに手段が先行してしまっているのだ。 英語も同じ。 英語ができるようになると有利になるから英語をやるというのは、目的目標がないために失敗する典型例みたいなものだ。 我々一般人が想定する英語というのはあくまで目標を達成するための手段。 必要だったら必要に応じることができるようになるまで上達させる、それだけなのだ。 (これはあくまで手段としてとらえた場合の話をしている訳であって、英語やプログラミングを極めたい人がいるというのは否定しません。) 仮に百歩譲ってプログラミングや英語を習わせるのに目的が曖昧でもいい。 だが、そこに通わせることによる目標は具体化させてあげたい。 そこに通うことによって何を習得させるのかという具体的目標を今一度問い直すべきなのだ。 その教室に通わせることで達成できる具体的な目標を掴むことで、どの習い事をさせるかが明確になってくる。 学習塾なら単に成績を上げたいなどではなく、次の定期テストまでに○○点を取らせるために通わせるなど。 プログラミングなら、このシステム・このゲームを作るためにここに通わせるなど。 具体的にこういったことを子供ではなく親が自覚しておくことが重要なのだ。 その辺をはっきりさせてあげた方が子供のためである。 <英語を習わせるないしは身に着けるなら> →【 Engkish Boot Camp(イングリッシュブートキャンプ)】 <プログラミング関係は> →Web食いオンラインスクール公式サイトはこちら
「アンチふるさと納税」論者こそまさしく「ふるさと納税エアプ」の証左である。
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