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雇用保険を受給した時の話

サラリーマンから自営業に移るまでに失業手当を受けていた。

「転職をしたい」、「とにかく仕事を辞めたい」、「今の仕事を辞した時の当座のお金は何とかなるのか」などを悩む人々に対して幾ばくかの役に立つ話が出来ればと思います。


<はじめに>
まずはじめにっておきたいのだが、雇用保険を受給するためには求職活動の実績が必要になる。

詳細や正式な話などはハローワークに行って、申請をしたら「受給説明会」を後日必須で受ける必要があるので、そこで分かり易いDVDを見せてくれるのでそれで充分分かる。

要は失業手当をもらうには、ハロワ(もしくは転職サイトなど)で就職活動を一定期間すればよいということです。


<失業手当の受給までの流れ>
ハローワークに失業した旨とその後の手続きを聞く。
受給説明会
一か月に2回の求職実績(就職活動)

<提出書類の落とし穴>
通常、雇用保険受給予定者(失業者)がハローワークに提出する書類としては、

「雇用保険被保険者離職票(1・2)、雇用保険被保険者証、マイナンバーカード、身分証、写真、本人名義の普通預金通帳」

が一般的であるが、実は自分だけでは用意できない書類がこの中に一つある。それは「離職票」である。

これは通常離職者が出た場合、退職日翌日以降に会社側から退職者に渡される書類なのだが、書類対応がずさんなブラック企業だったりすると、退職者の申し出がない限り渡されないか、もしくは申し出があっても渡されないことがある。

そうするとどうなるかというと、離職票が届くまで雇用保険の受給資格が得られないということになるのだ。

何たる理不尽。

だが安心して欲しい。もし会社側から離職票が発行されていなくても、退職日から12日以上経過した場合は本人からハローワークにその申し出をすれば失業給付の「仮手続き」が行える。

結局もらえるじゃんと思う方もいるかもしれないが、これは失業給付金を受給できる時期が最低でも12日は遅れることを意味する。

失業中の状況で、もらえるはずのお金が12日も遅れるってちょっとひどくないですか?

なお、私はこれで結局2週間待たされました。

※(「普通」の会社は退職がすでに分かっているので、退職日の翌日に離職票が退職者の自宅に届く様な手はずになっている、普通は。)


<実際の求職活動>
上述したように一か月に2回求職実績を示す必要がある。
求職実績と言っても面接を受けるわけでもない。
詳しくは説明会に手説明されるが、例えばハローワークで頻繁に開催される各業界の説明会に参加すればそれで求職実績と認められる。
私の場合はとりあえず「社会勉強」の意味合いで求職活動をしたため職種はなんでもよかったが、ハローワークによく出てくる求人票の業界を中心に業界の説明会を聞きに行った。

基本ある仕事は土木か介護かタクシーか。
引く手あまたの仕事は基本これしかない。
うーん、現実は厳しいね。

それぞれの会社のイメージだが、
・土木…最近、完全週休二日制が義務化されましたとのこと。令和の時代にそぐわない。
・介護…面接官態度激悪。経験者しか求めていない漢字の企業多数。その条件でその態度ならそりゃ介護は人集まらんわ。
・タクシー…世間的のイメージが明るくないのがネックだが、この中では唯一労働環境(ワークライフバランス)がよさそう。ちゃんとやれば600万位はいきそうだし。

各業界の話を聞いて、正直タクシー業界が一番よく感じた。なんなら就職してもいいかなと思った。
想像していたより給料も高く、事故防止の観点から休みがかなりしっかりしている(=サービス残業がない)。
夜の仕事に目をつむれば、就職してもいいかなと少し思ってしまった。

というか、このハローワークの説明会と職場見学を受けていたら、いつの間にかあるタクシー会社から自然と「内定」をいただいていた。
これは話が長くなるので、要望のコメントなどがあればまた別の機会に書こうと思います。


<失業手当の金額>
ざっくりいうと雇用保険の受給額は、元の給与の額面の大体5~6割くらい。
第1回目は日にちの関係で元の額面の約3割、2~3回目は額面の約5割、最後の4回目はまた約3割振り込まれる。
3か月合計するとで終業時の大体6割程度だった。


<失業手当受給までの期間>
会社都合だと1か月、自己都合だと3か月で出る。
自己都合だと、待期期間7日+給付制限期間60日の後にもらえるとなっているが、
実際に振り込みまでの期間は、退職してから3か月後と8日後であった。
これは、会社からの離職票が届かなかった2週間も大きいと思うが、給付制限期間がとにかく長い気がした。
※待機期間の短縮(2か月→1か月)が議論されており、20205年の4月以降の短縮が検討されているようである。


<結論>
失業手当自体は、失業手当をもらえるまでの時間も長い、またもらえた期間も短い、また金額も就業していた時の半分程度。
これ、保険にあまりなっていない気がする。
失業手当で糊口をしのぐことを当てにするよりも、生活予防資金(貯金)を取り崩す際の足しにする程度に考えた方がいいかも。

就職・転職に関しては、ハローワークにある色々な業界・求人票は本当に玉石混合だと思った。
上述の通りタクシー関係なら唯一、全体的に賃金(600万位)や就業時間(安全面の観点からサービス残業や長時間労働はないと言える)など相対的に良くて安心して探せそうだと思った。
勿論ちゃんと企業同士を見比べる必要があると思うけど。
何ならハローワークよりも普通にエージェントで探したほうが条件もより良さそうな気もした。
探してみたらタクシー専用のエージェントサイトがあったのでリンクを記載しておく。
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