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サラリーマンから自営業に移るまでに失業給付金を受けていた。
「転職をしたい」、「とにかく仕事を辞めたい」、「今の仕事を辞した時の当座のお金は何とかなるのか」などを悩む人々に対して幾ばくかの話が出来ればと思います。
<失業手当の受給までの流れ>
①ハローワークに失業した旨とその後の手続きを聞く。
↓
②受給説明会
↓
③1か月に2回の求職実績(就職活動)を出す。
↓
④待期期間などが空けたのちに受給。
以下流れに沿って書いていく。
①<失業申告と手続き>
ハローワークに行って失業の申請をすると、後日「受給説明会」を受けることが出来る。
この「受給説明会」の参加が失業保険給付には必須であるため必ず参加しよう。
そこで、失業給付金とその流れの詳細を知ることができる。
なお、ハローワークにて失業の申請をする際のちょっとした注意点を付言しておく。
雇用保険受給予定者(失業者)がハローワークに提出する書類としては一般的なものは、
・雇用保険被保険者離職票(1・2)、
・雇用保険被保険者証、
・マイナンバーカード、
・身分証、
・写真、
・本人名義の普通預金通帳
であるが、実はこの中に自分だけでは用意できない書類が1つだけある。
それは「離職票」である。
「離職票」とは、通常会社から離職者が出た場合に退職日翌日以降に会社側から退職者に渡される書類である。
だが書類対応が杜撰なブラック企業だったりすると、退職者の申し出がない限り渡されない、もしくは申し出があっても渡されないことがある。
ここでまさしく理不尽なことが起きるのだが、離職票が発行されない限り雇用保険の受給資格が得ることができないという状況に陥ることがあるのだ。
会社の不備や嫌がらせにもかかわらず離職者が被害を被るという最悪の循環に陥る。
なお、私はこれで結局2週間待たされました。
ブラック企業許すまじ!である。
だが安心して欲しい。
実は会社側から離職票が発行されていなくても、退職日から12日以上経過した場合は、ハローワークに本人からの申し出があれば失業給付の「仮手続き」が行える。
ただ、手続きを進めることができると言っても、本来の手続き日から当然遅れているので、失業給付金を受給できる時期も当然遅れるのだ。
失業中の状況でもらえるはずのお金が最低でも12日の遅れが生ずる。
※(「普通」の会社は退職がすでに分かっているので、退職日の翌日に離職票が退職者の自宅に届く様な手はずになっているので安心して欲しい、「普通」の会社は。)
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②<手続きと受給説明会について>
受給説明会に行くと、失業給付までの大まかな流れとそれぞれの詳細を知ることができる。
雇用保険を受給するためには求職活動の実績が必要になるということ。
求職活動の実績とは、ハロワ(もしくは転職サイトなど)で一定期間の就職活動をする必要があるということである。
なお、この受給説明会ではDVDが主な説明をしてくれるのだがその説明では、
「失業保険は皆さん自身が納めた保険料だけでなく、社会で働く労働者や事業主が納めた保険料と税金で賄われている」
という旨の内容を都度都度入れてくる。
この説明は要約すると、「お前らに出される金は社会の厚意により出てるから、そのことを良く覚えて社会に感謝いしながら金を貰えよ」と言う風にしか聞こえてこず、そのものの言い様が非常に鼻についた。
失業給付金は国の制度であり、自らが何かあった時の「保険」として納めているのだからその制度を利用することに何のためらいも持つ必要はないはずであるし、その制度の財源について特段気にする必要は一切ないはずなのだ。
何故なら失業給付金は「保険」であり、保険資格を満たしている者の「権利」なのだから。
にもかからわず受給説明会では、まるで受給者に後ろめたさを持たせるかのような「上からのお達し」を突き付ける非常に高慢な説明行為に釈然としない思いを得た。
③<求職実績>
さて話は実際の求職活動へと移る。
上述した様に1か月に2回求職実績をハローワークに示す必要がある。
求職実績と言っても面接を受けるわけではない。
詳しくは上述の「受給説明会」にて説明されるが、例えばハローワークで頻繁に開催される各業界の説明会に参加すればそれで求職実績と認められるのだ。
私の場合はとりあえず社会勉強もかねての求職活動であるため、特段の選別はせずにハローワークでよく求人票が出されている業界を中心に説明を聞きに行った。
ハローワークによく出てくる職種といえば、
・建築
・介護
・タクシー
である。
引く手あまたの仕事は基本これしかない。
ハローワーク(公共職業安定所)と言う名にもかからわず、とりあえず職に就くとなると上記のの職種しか選択肢は無くなるようだ。
うーん、現実は厳しいね。
実際にそれぞれ説明会を聞きに行った時のイメージを書く。
・建築…最近、完全週休2日制が義務化されたとのこと。
このご時世に完全週休2日制を売りとして云々言っている時点で令和の時代にそぐわない。
・介護…面接官の態度は大体よくない。
経験者しか求めていない感じの企業が非常に多く、しかも月給が20万前後である。
その条件でその態度ならそりゃ介護は人が集まらんわという気がした。
業界では相当オーナの搾取が激しいのだろう。
・タクシー…この中では唯一労働環境(ワークライフバランス)がよさそう。
世間的のイメージが明るくないのがネックだが想像していたより給料も高く、事故防止の観点から休みがかなりしっかりしているのだ。
(=サービス残業がない)
ちゃんとやれば年500~600万位はいきそうである。
上述の通り、各業界の話を聞いた限りではタクシー業界が正直一番よく感じた。
もし私が就職するとしたら、夜の仕事に目をつむりさえすれば就職してもいいかなと思う位魅力的だった。
というのも、これは最早笑い話になってしまう私の体験談なのだが、実はタクシーの業界説明会で軽く担当者と話して上手いこと乗せられて職場見学に行ったらその時点ですでに「内定」を貰ってしまっていた。(笑)
履歴書を1回も渡していないにもかかわらずである。
説明会で軽く雑談して、職場見学で自分の経歴を聞かれたから雑談の中で簡単に話したら、「もう内定です」との有難いお言葉を頂いたのだ。
恐らくだが、脛に傷を持つ人々が多く、出入りが激しい業界なのだろう。
ある程度まともな人なら引く手数多なのだと推察された。
特にホワイトカラーをやってましたなんて人ならすぐ受かると思う。
④<失業給付金の期間と金額>
失業給付金が振り込まれるまで実際どれくらい期間が空くのかの話に移る。
会社を退職してから、会社都合の場合は1か月、自己都合の場合は3か月で失業給付が入金されると考えて欲しい。
自己都合退職の場合、退職してから振り込まれるまでがとにかく長く感じるので要注意。
書類上では、自己都合でも待期期間7日+給付制限期間60日の後にもらえるとなっているが、私が実際に振り込まれたのは退職してから98日後が最初の給付であった。
私の場合は、会社からの離職票が届かなかった2週間も大きいと思うが、給付制限期間がとにかく長かった。
※給付制限期間の短縮(2か月→1か月)が議論されており、2025年の4月以降の短縮が検討されているようである。
さて失業給付金の額である。
ざっくりいうと失業保険の受給額は元の給与の額面の大体5~6割の金額を90日分で、90日分を4回に分けて給付された。
第1回目は日にちの関係で元の額面の約3割、2~3回目は額面の約5割、最後の4回目はまた約3割振り込まれる。
所得税などが引かれないので合計するとで手取りだと、本来貰っていた分の大体6割程度だった。
<結論>
失業手当の金額について言いたいのは、確かに一銭もないよりはマシだろうが、あまり保険になっていないのではと思った。
失業手当をもらえるまでの時間も長く、貰える期間も短い。
更に金額も就業していた時の半分程度。
「失業中の生活を心配せずに、新しい仕事を探して再就職できる」という旨の失業保険の趣旨にかなっている状態とはとても思えない。
私自身は失業手当のみで糊口をしのぐことは当然出来なかったので、生活予防資金(貯金)の取り崩しながら生活した。
要は失業給付金に関しては、貯金の足し位に考えてあまり当てにしない方が賢明である。
また今回のハローワーク体験で業界の説明会を聞いて思ったことは、ハローワークの求人票は本当に玉石混合であるということだ。
良い条件の企業を探すとなると、本当に砂漠の中の砂金を見つけるのに近い。
その中では唯一大丈夫そうなのがタクシー関係だった。
上述の通り業界全体的に賃金や就業時間の面から比較的安心して働けそうだと思ったからだ。
ここまで書いてみて思ったのだが、就職に関しては結局ハローワークよりも普通にエージェントで探したほうが絶対条件が良い気がする。
タクシー業界のエージェントを探してみると以下の様なサイトがあったので実際に探した所、やはりハロワよりもこちらの方が良い条件の企業が多かった。
タクシー会社は、タクシー専門エージェントで探した方がより良い条件の企業に巡り合える。
特に上記のサイトはオススメである。
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