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「あかね噺」について(第114話・ネタバレあり)

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3Z4NUU+2GPLWY+348+1C8R5E
https://www.oninkun.com/akane-banashi-112th/
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https://www.oninkun.com/akane-banashi-113th/
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前話までの感想はこちら↑↑↑↑↑↑↑
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<ストーリー>
途中から人情噺の本領を発揮しだしたまいける。
「わずかだが客席の空気が変わった」とのナレーション。

しょうもない人情噺の落語の内容説明が入る。
若旦那が蔵住まいをようやく抜け出せた若旦那に奉公人から手紙を渡された。
どうも若旦那の蔵住まい中に手紙が何通も来ていたようだ。
差出人は全て若旦那のお気に入りの娘芸者の小糸からだった。
内容は再三手紙を出したけど返事がないので、今回の手紙で返事がなければ死にます」みたいなメンヘラのそれだった。
若旦那は急いで小糸の下へ駆けつけるが時すでに遅し、小糸は死亡。

軽薄・喪失・再生など色々あって、今の阿良川まいけるは陽気な軽さも重厚な人間ドラマも見せることができる陰陽自在の落語家となっていた。

それを見て、作戦は完璧だったのに「お前も本格派だったのか」とまいけるを貶めることを失敗して悔しがる天パ。

どんどん人情噺が人々の心へ響いていく!という所で終わり。

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<分析>
現代劇の中に落語をリンクさせるという、タイガー&ドラゴンの手法を狙っているのだろうが、マンガ的盛り上がりとは反比例して上手くハマっていないように感じる。
小糸の行動などは現代の目線でいうとただのメンヘラである。
またそもそも、また金銭を媒介に相手を取る遊女がお客に恋をする非現実性が共感を呼びにくい(もちろんゼロではないだろうが)。

いや、逆にメンヘラが故に客に恋愛関係に陥ると考えることもできるかもしれない。

そしてどうしても奇妙に思えてしまうのが、この噺を始めた時にお客の常連や天パが「たちきり」と気づく描写がなかったことである。
現実的に有り得るのか?
ないように思う。

ライブ感を大事にしているのだろうが、そうすると先週の感想に書いた「落語の漫画としてみると0点だが、ジャンプ漫画としてみると100点」という評価が今のところが覆らない。

この漫画を見て、実際に落語に行って期待はずれだった人が多く出ているだろうことを想像すると、センチメンタルな気持ちになる。
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