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「あかね噺」について(第121話・ネタバレあり)

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前話までの感想はこちら↑↑↑↑↑↑↑
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<ストーリー>
ついに本番。
高座に立つあかね。

内容は初天神
枕やってすぐに本番に入る。
・この枕もそこそこにすぐ本題に入る所が、ただでさえつまらない落語をさらに面白くなくしている原因だといつも感じる。
客があったまってねえんだよ。
小遊三位もっと長く枕やれよ。


ところどころ落語でのあかねの演技で観客が笑いの渦に包まれる。
・いやーリアルじゃないね。
だって落語の笑い話なんかは基本つまらないんだから。
→理由の記載は下段の<感想・分析>にて

落語と落語家の過去を重ねるこのタイガー&ドラゴンみたいな感じで次回へ。
・この構成はいつも思うのだが、すごくよく感じる。
もう落語で客席が爆笑するみたいな非リアルは入れなくていいから、人間ドラマを中心に頑張ってくれ。
落語界に忖度する必要はない。
人間ドラマは非常に良い感じに思えるので。


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<感想・分析>
落語(笑い話)は基本つまらない。

なぜつまらないのか?
それは落語自体が笑えないからだ。

なぜか?
それは、そもそほとんどの古典落語の笑わせ所が現代人の笑いのポイントと相当なズレを生じているからだ。
故に笑えない。

落語家の演技が上手だとか下手だとかそういった問題ではなく、誰がやっても面白くないのだ。
昨今の落語の隆盛をみれば誰もが上述の主張に首肯せざるを得ないだろう。


勿論、面白い落語家はいる。
2種類だ。
古典落語にも現代人の笑いと共通する部分がわずかにあるので、その共通する部分を含んだ演目を中心に高座に掛ける落語家か、柳家喬太郎の様に現代人が面白いと思う部分を中心に新たに噺を作り込んだ新作落語を掛ける落語家だ。

以前にも同様のことを言ったが、大事なことなので繰り返し言っておきたい。
落語の笑い話(いわゆる滑稽噺)はマジで面白くない。
滑稽噺の他にも人情噺や怪談噺など色々ジャンルがあるので、もう現代人に合わなくなったしょうもない滑稽噺を題材にするのではなく、人情噺などその他の話芸を中心に広げていったほうが良いのでは?
そうすれば話芸としての落語の価値も現代的にも通じるものとして評価されると思うのだが。

あかね噺もそういった意味で、滑稽噺以外の話芸の確立を中心にした方が、落語界にとってもこの漫画にとってもためにもなるのではないか。

そういう意味で次回に期待である。
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