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「ひまてん!」について(第6話・ネタバレあり)

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3Z4NUU+2GPLWY+348+1C8R5E
https://www.oninkun.com/back-issues-of-himaten
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前話までの感想はこちら↑↑↑↑↑↑↑
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<ストーリー>

皆に料理を褒められるひまりん。
明日は調理実習だった。
明日の為に殿一と料理特訓をするひまりん。
とりあえず、順番を覚えるが、殿一の圧倒的な包丁さばきに驚愕するひまりん。
休もうかと逡巡するが、結局頑張って特訓して調理実習当日にはきれいなハンバーグを作るひまりんであった。

学校後ひまりんの家にバイトに行くと、先日のお礼に賄いとして家守にハンバーグを出してあげるひまりん。
家守が上手いと言う姿を見守るひまりん。

終わり。
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<感想・分析>

本作においてはラブコメ物よりも、こういった小さなドタバタ物で話を進めていく方が人気を得やすいのではないか?

今話の課題点としては演出の取捨選択である。
見ている限り、どうも話が寸胴でメリハリがない。
いるべきところがなくいらない所が多すぎる。

たとえばハンバーグの賄いの件、あれは本当に必要なシーンなのだろうか?
あれがなくとも調理実習で成功で充分、起承転結できていたのではないか?


お礼の場面を入れたかった?
であれば、賄いハンバーグ自体には全くもってリアリティがない。
なぜならひまりんの最初の状態から調理実習での成果を鑑みるに、ハンバーグ特訓中は家守は切り方から作り方までを教え、何度も作り直しをしていることは容易に想像がつく。
そうなると、調理途中はおろか完成品でさえ何度も味の確認をしているはずである。
そこまでしたからこそ、ひまりんは最初のぼろぼろのハンバーグから調理実習で誰からも褒められるハンバーグを作るまでに成果を出せたのである。
恐らくは家守はひまりんの完成品のハンバーグ試食者第1号である。
そういったリアリティのある想像を働かせた場合、散々食べたハンバーグを今更賄いとして食べさせるものだろうか?
非リアルである。
この行動の非リアリティの話は「ひまてん!」だけでなく、多く漫画でよく見受けられる。
残念ながら典型的な「駄作」の特徴的要素の1つである。
この辺は現在連載中のジャンプ漫画が打ち切りになった後に、改めて考察してみたいと思う。
(「極東ネクロマンス」辺りとかを予定している)。


話が飛んだので元に戻すと、ハンバーグ賄いの場面を入れる位なら、家守の家事超絶技巧の場面をより多くした方が良かった。
そちらの方が起承転結にメリハリが効いて、起伏のある演出になったと思われる。

<ヒロイン魅力の欠如>
前回も書いたがジャンプの巻末ページにおいて第1話では、「自分が出会いたいヒロインを描きたいし、読者の皆様にお見せしたいです!」と作者は書いていた。
また、ひまてんの第1話の扉絵では「『カワイイのプロ』『家事のプロ』」という文言が書かれていた。

毎回の話を読み進めると、ひまりんの毎回出てくる駄目な所を家守がフォローするというパターンで終始されている。
果たして6話まで進んだ現時点で本当にヒロインが魅力的に、また「カワイイのプロ」として描かれていると言えるのだろうか?
見ている限りでは、どう考えてもただただ毎回毎回ひまりんの汚点だけが残っていき、「かわいいのプロ」とは程遠い印象となっている気がする。

<まとめ>
と、ここまで考えた際に今後の方向性としては、「カワイイのプロ」はとりあえず見せていくことを諦め、今回の様に家守の家事の巧みさをより描いていき、せめて「家事のプロ」を前面に押し出していくべきだと思う。
そうすればラブコメに魅力がなくとも、生き残っていけそう。

なんとも今後は不安な作品である。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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