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ムームーサーバー
前話までの感想はこちら↑↑↑↑↑↑↑
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<ストーリー>
漫画の欄外では、「大暮維人新連載第3話も 大増28ページお届け」と書いてある。
漫画の扉絵にはロボット3原則みたいな文言が書いてある。
「僕の半径2mに見えない膜がある。
それは押しても引いてもなくならないけど
どこかにそいつを切り開くハサミを持ってる奴がいる。」
↑それっぽいけど全く意味がわかりません。
ページを向けると急に准将とフユとナツがおり、複数人の女生徒がタンポンマンの話をしている。
准将はミカイェに声をかけ、ミカイェ曰く、 情報部調べではジンの身の潔白は証明されてるとのこと。
ミヨは転んだ拍子に生理用品を入れたポーチがなくなったとの証言。
嫌な顔の女が、そもそもジンが何も言わないのが悪いという風に言ってくる。
それを聞いた フユとナツが、じゃあ「ハサミさん」をしようという風に言い出す。
「ハサミさん」が始まると、みんなかっこいい踊りをし始める。
映像美・映像美。
みんなが一斉に「どんどん」と足を踏みしめ、「どこにありますか」という文言が出る。
・おそらく、これはこっくりさんのようなものなのだろう。
また映像美・映像美。
女の子が「ハサミさん」「ハサミさん」「どこにありますか」という。
ここで 解説が入る。
ハサミさんとは、昭和という時代の大変動が起こる前には学校でもよく行われており…霊的な存在に探し物をお願いすることらしい。
ハサミは挟世、つまりあの世とこの世のスキマに住んでる連中とのこと。
解説終わり。
ナレーションが入る。
零磁力学において「言葉」は重要な意味を持っている。「音」は「言葉」の一形態―姿を変えた言葉だから、ハサミの音は言葉の増幅装置として機能している。
と現在の霊磁力学では考えられてるらしい。
はさみさんのお告げにより、よくある教室の後方の生徒個別の物入れの中に失せ物があるらしいということが示される。
そうすると女の子が、状況を思い出し謝罪する。
それを先ほどの嫌な顔の女が「いいよ、ミヨ」と慰める。
そして「お前も悪い。…もしミヨのポーチを取った真犯人がいたらそいつの人生終わりじゃんってそう思ったんだろう…(だが)お前が罪を被ってそいつを庇う必要はない」、「過ぎた優しさはただの迷惑」といいつつ、何故か女の方が泣き出す。
・何か嫌な顔の女が急にかわいく描かれているが、泣いた者勝ちみたいでちょっと嫌いなタイプですね。
田中眞紀子リスペクトも程々にしておいて欲しい。
場面が変わり、准将がジンに「ミスあっちゃんは仭の幼なじみか」と問うと、ジンは「あいつは多分僕が祟り神のパイロットやってるのが嫌なんだ」と返答。
そんな会話中に准将が何かを拾う。
それはフライパンだった。
ジンはそれに飛びつき、「これは毎日母親が作ってくれた、卵焼きのフライパンである」とのこと。
「失せ物がもう一つ見つかった」「ハサミさんサンキューだぜ」、「かーちゃん、みんな、サンキューだぜ」と、まるで今回で打ち切りの様な青空の場面で終わる。
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<感想>
ハサミさんの展開は全く分からなかったが、ミヨの生理用品事件を通じて、あっちゃんが泣くほどジンを心配してるということは理解できた。
あとはあっちゃんが田中眞紀子リスペクトなのも分かった。
繰り返すが絵は上手い。
映像技術のすごい映画を見てるみたい。
ただ残念ながらそれだけである。
絵に力を入れ過ぎるあまり、ストーリーの説明が技工化・省略可され過ぎていて、物語の背景事情や知識が非常に分かりにくい。
分からない言葉を分からない説明で理解させようとする大学教授みたい。
穿った見方をすると、むしろストーリーの薄さを絵で水増ししてるようにさえ見える。
ストーリーが全く薄い分、絵の壮麗さで誤魔化してページを埋めていると言われても文句言えなさそう。
これあれだな、例えると、
大学生が、授業の提出レポートで書く内容が思い浮かばない時に使う、「と考えられている可能性もある」、「検討の余地がるが紙幅の関係でここでは記載を控える」みたいにちょっとそれっぽい難しい言葉を使って文字稼ぎの水増しでレポートの文字数を埋める」みたいな感じだわ。
ある意味「大学」というキーワードがこの漫画を理解するヒントになりそう、わかりにくさ的にも小賢しさ的にも。
漫画版の攻殻機動隊とは言わないまでも、もう少し背景知識や設定を説明して、物語に没入させてほしい。
盛り上がりを期待したい。
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