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「灰仭巫覡」について(第5話・ネタバレあり)

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3Z4NUU+2GPLWY+348+1C8R5E
https://www.oninkun.com/back-issues-of-kaijinfugeki
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前話までの感想はこちら↑↑↑↑↑↑↑
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<ストーリー>

扉絵は「すだま」が巨大化して校舎を破壊の絵である。
ページの欄外にまたしょうもないポエムが。
・これその内飽きてひっそりとなくす奴やろ、絶対。
・また2ページ目の2コマ目で早くも適当絵になりつつある。

「すだま」が強大化したのは、皆の「言霊(噂話などの言葉の力)」が集まったからとのこと。
力は「地割れの夜」まで進化しようとしている。
・要は無茶苦茶強くなろうとしてるってことね。

「すだま」が学校全体を破壊しようとするので、ジンに矛先が向かう。
ジンはその辺の神様が良そうな物体を口に入れれば、神を呼び出せるようだ。

週のタンポンマン被害者がジンの口に入れるもの持ってきたが、モザイクで覆われた動く物体であった。
・この辺のお笑いは素直におもしろかった。

とりあえずみんなが逃げられるように、ジンが「すだま」に飛び乗り、時間稼ぎをしていた。
准将(ガオ)がみんなが避難出来次第、ジンを拾って戦艦の銃火器で「すだま」を焼き尽くす計画を立てた所、フユとナツからデジタルと電磁力学の話を唐突に話を受ける(→この辺の詳細は後述)。

それを受けて、デジタルの産物である銃火器を使うのではなく、しっかりと周り(地球)の声を聞ける電磁力学を使って問題を解決することにしたのだ。

終わり。

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<感想>

・今回は中々面白かったかも。
正直これまでからかなり持ち直してきた気がする。
面白くなってきた理由は、物語を解釈可能な水準まで設定が公開されたからなのだろう。

逆にこれ高校物理を分かっていないと面白くないんじゃないの?

さて、フユとナツが准将(ガオ)に話していた内容を簡単に整理すると恐らく以下のようなことを言っているのだと思う。
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「現代人がデジタル技術を使わなくなった理由は、「電磁力学(量子力学)に比べてマイナスの面が大きすぐ、不便かつ不効率だから」であるが、何故不便かつ不効率であるかというと、

『デジタルは、「1」or「0」のどちらかを選んで万物の存在を確定していくシステムである。
故に「1」or「0」のどちらでもない合間の可能性は切り捨てられて存在を断つ。

一方電磁力学は、万物の物体の動き(ゆらぎ・揺れ)からエネルギーを得る理論のため、「1」or「0」の合間の可能性も「ゆらぎ」として認識できる。
必然デジタルよりも、電磁力学の方が認識できる存在が多くなるので利用で出来るエネルギー源も多くなる。
またデジタルよりも、万物に存在する事象のエネルギー効率(エネルギー変換率も)を極限まで高くすることができる。
例えば、電磁力学なら言葉・歌・音楽からもエネルギーを得ることができる。
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ということである。
さらにフユとナツは続ける。
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銃火器というデジタルを使うということは短期的な解決にはなるかもしれない。
しかしそのデジタルを使えば、々の身の回りに溢れる「風の音」・「鈴の音」・「すだま」などの本来そこにあるはずの存在を見なく聞こえなくしてしまう。
故に我々がデジタルを使うと耳も目もつぶしてしまうので、やめておけ。
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大体こんな感じだろうか。
准将はフユとナツの言葉を、かつて母が言っていた言葉と重ね合わせて、電磁力学で解決しようと舵を切ったのだ。

要は超常現象が日常化した世界において、それを扱う科学も発展して電磁力学になった。
ということだ。
骨子は量子力学である。

話自体はよくある話だ。
デジタルアナログ比較とアナログ再評価論である。
この物語では、デジタルがずいぶん目の敵にされているが世界観的に見ればその通りなのだろう。
ただアナログもそうだが、本作で語られているデジタルの本質的価値は極一部のそれでしかない。

「複製が容易であること」と「情報の分解・再構成が容易であるために伝達効率が高いこと」こそがデジタルの本当の強みなのだが。
まあ現段階でそんなことを言っても水を差すだけなので、深くは語らずにまずはおとなしく話を楽しんでおくことにする。

もしかすると今後デジタル復権派が現れて、もっとアナログ:デジタルの深い話になってくるのかもしれない。

徐々に面白くなってきた。
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