記事内に広告が含まれています。

「極東ネクロマンス 」について(第8話・ネタバレあり)

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3Z4NUU+2GPLWY+348+1C8R5E
https://www.oninkun.com/back-issues-of-kyokuto-necromance

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3Z4NUU+2GPLWY+348+1C8R5E

前話までの感想はこちら↑↑↑↑↑↑↑
——————————
<ストーリー>
河原で野良の死霊に出会った坊主と翠は、巻き添えが来ないように人のいない所へ移動することになった。
移動中に、野良死霊に襲われそうになる2人。

だが野良死霊の波動砲を翠の鳥の手下死霊が防ぎ、その他の手下死霊が野良死霊を攻撃する。
翠が合図をすると手下死霊がそれに従って動き攻撃して、野良死霊を撃破。
・気になる矛盾である。
こういった描写に説明がないところがこの漫画の弱点である。
詳細は後述。

野良死霊を倒したのにも関わらず、死霊の音が止まないことに不思議がる翠。
そこへ2人へ近づく何者かの足元のカットシーンで別場面へ。

ネクロマンサーの寺島照がサブカルの下へやってきた。
寺島が持ってきた死霊の魂には何者かの指紋がべったりとついていた。

これはどうやら龍の掌印の様というものの様である。
龍の掌印とは龍に魂を掴まれると上述の印が魂に刻まれるそうで、能力は増幅されるものの並みのやつなら龍に精神を支配されるとのこと。

この掌印があるということは…「龍が既に動き始めている」と発するサブカルで終わり。

------------------------------
<感想>
今週の違和感は以下の通り。
・翠の合図で翠の手下死霊がその通りに動くシーン。
翠が合図をするとその通りに動くのは分かるが、緑は坊主と逃げているので野良死霊を見ていないにもかかわらず、手下の死霊が敵から避けることができる動きの合図がなぜ翠には分かったのか?
この場面の違和感を作者はちゃんと説明できるのだろうか?
バトル描写において矛盾が生じた際に、作者自身でも明確に説明が出来ない漫画は不人気の典型という法則がある。
(例えばナルトや呪術廻戦では戦闘中に頻繁に説明が入る。これは作者が「これは矛盾じゃないですよ、ちゃんとこの状況には理屈があるんですよ」と示しているのだ(少なくとも説明をするということは作者の中では理屈が通っているということである。)。)
「あれは実は視覚共有をしていたんだ」というフォローの向きもあるかもしれないが、繰り返すがもしそうなら他のコマを削ってでも書くべきだ。
説明を思いつかない、ないしは思いついても漫画内では示さないという所は作者の明確な弱点である。
これは作者の擁護ではないが、実際は作者も人間であるため弱点があるのはしょうがないのだ。
注意をしないといけないのそういった作者の弱点をカバーしない編集である。

・もう一点はサブカルの動きの遅さである。
「坊主がシシを呼び出せたということは龍が復活した」ということが分かっており、かつ龍が坊主を狙うことも分かっているのに、何故サブカルは坊主のそばを離れているのか?
坊主を守るように坊主の父親に依頼されていたのではないのか?
翠を置いているから大丈夫なのか?
いや龍は史上最大のネクロマンサーなんだろ。
坊主の先生役位の実力の緑が史上最大に敵うのか?

こんな事務所にのほほんとして坊主を放っておくということは、坊主と離れていても問題のない立派な策を用意してあるはずである(それが普通の人間の思考)。
万が一来週「坊主が危機だから」とか言って、普通に坊主の下へ向かっていたらサブカルの無能を晒すことになる。
というかそのような浅いキャラクターの作り込みを晒すことになる。
サブカルが有能であることを願いたい。

<余談>
単純に演出の描写が下手過ぎる。
読了後に再度読み返してみると、野良の死霊に対して坊主が「死霊…何か叫んでる…様子が変だ…!!」と言ってるのが初めて分かった。
作者としては、このセリフなどでこの野良死霊が普通の死霊との違うってことの示唆をしたつもりなのだろうが、分かりにくい。
死霊についてこれまで3回程度しか対峙していない坊主が、なぜ死霊の様子が変だと分かるのか?
これが例えば、闘う前に翠に同じセリフを言わせるか、戦い終わった後に坊主ないしは翠が「今回の死霊はこれまで見たそれとは様子が違った」とさせるなら、その次の龍の話とのつながりがまだ分かり易いのだが。
ちょっと順番を変えればいいだけなのに…まあ中々それができないのが週間連載のつらさなのだろうが…いずれにしても惜しい。

<まとめ>
今週の「極東ネクロマンス」のジャンプの掲載順位がドべ3、実質最下位となった。
正に「想定の範囲内」であるがリミットは近い、いやもう遅いかもしれない。
ここで人気を回復するためには、なりふりを構わず何とか起死回生の一手を打つしかない。
悠長にラーメンを食ってる場合ではないのだ、作者よ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3Z4NUU+2GPLWY+348+1C8R5E

コメント

タイトルとURLをコピーしました