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<ストーリー>
対抗戦を終えて、眼鏡から試合の考察書類が渡される。
歩は得点率が低かった。
そして次回の大きな大会は前日本ジュニア。
ここで前日本ジュニアに出るための資格や出場ルールが大まかに説明される。
次の大会に向けて、練習を始める練習生達。
歩はその中で、強いサーブを打てる時雨をカメラで録画していた。
それを見た先輩が時雨に対して歩むと打ってやるように促すが、時雨は「得るものがない相手と打つ時間はない」と断られてしまう。
・ここは後述。
断られた歩は今度は時雨のトレーニングを見て一挙手一投足を真似しようとする。
自分の真似をしている歩を見て、「お前は模倣するだけか。思考放棄だな」と言って突き放す。
・この辺は良いね。
「学びて思わざれば則ち罔し。思いて学ばざれば即ち危し」を地で行っている。
この考え方は好きだ。
八方ふさがりの歩の前にセクシーな糸目お姉ちゃんが現れる。
終わり。
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<感想・分析など>
残念な点がいくつか見受けられる。
①全日本ジュニアなどの説明はその典型だ。
このような現実に即した細かい説明になると、急に文字に逃げた説明をし始めるのが漫画偏差値の低さをを証明してしまっている。
漫画なんだから分かり易く絵と図を交えて説明しろよ。
②しぐれが「得るものがない相手と打つ時間はない」と言って歩を退けるシーン。
故事成語に「他山の石」という話がある。
他の山の石でも自らの玉を磨くのに役に立つという意味であり、どんなものでも自らを向上させる要因になるという意味である。
こういう思考を持てるくらいのハングリーさがなければヒトより抜きんでることができない。
・特に自分の役に立たないから手伝わないという発想は社会の出ていないあまちゃん、いわゆるできない奴の典型的な発想である。
これをずっとやっていると自分が困った時に、他人からも「助けてなんの得があるの?」と返されるだけで誰も助けてくれなくなる。
社会と同じように勝負というものは常に良い時も悪い時がある。
重要なのは悪い時をいかに悪くせずに抜け出せるかなので、自分が窮地や弱い時に助けてもらえるように常日頃から段取っておかなければならないのだ。
これは社会でも勝負の世界でも共通しているのだ。
これをいうだけで、時雨の強さや言動が一気に説得力がなくなる。
一流は考え方も一流なので、言動にはよくよく注意して描写しなければならない。
①は単なる作者の逃げであり、②は人間社会の観察不足から招く非リアルである。
ゆえに表現力の不足から来るキャラクターの薄っぺらさだけが目立ってしまう形となった。
もう少しキャラクターに説得力を持たせてあげられるとこの漫画の人気もまた違ってくるだろう。
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ムームーサーバー
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