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「ラブフォーティ」について(第5話・ネタバレあり)

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https://www.oninkun.com/back-issues-of-love-forty
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前話までの感想はこちら↑↑↑↑↑↑↑
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<ストーリー>
歩の妄想に割りこんできたのは、天御という前日本ジュニアランキングのETCのエースであった。
天御から「俺たちテニスIQが近いのかも」とお褒めの言葉を頂く歩。
・はい、テンプレ。

日にちは過ぎ、スクール生になって練習の本格的な初日が始まる。
スクールに行くと、わかめ髪が酸素吸入器を持ってスクールの練習室に入るのをためらっていた。

スクールの練習体育館の扉を開けると皆が練習をしていた。
こーとが空いていたので、歩がそこで練習しようとすると、何者かに首根っこを掴まれ弾き飛ばされた。
先輩の緋桜輝竜(ひおうきりゅう)が立ちふさがった。
・漢字の変換めんどくさ。

緋桜輝竜こと、「名前の変換面倒キッズ」は、歩たちが行こうとしているところは、ブルーコートと呼ばれており、日本最強のETC四天王のBLUE4しか使うことを許されない特別な場所であると言い出す。
そこへ、名前の変換面倒キッズにテニスボールをぶつけ、「おいおい弱い者いじめか」と一喝する者が現れる。

前回歩たちと一緒にスクール生に合格したドレッドヘアであった。
ドレッドは「BLUE4」云々の話を聞いて「世界を目指すド派手なスクールと聞いたが、ちっぽけなもんに酔狂してんな」と正論を言う。

すると、テニススクール生達の空気がぴりつく。
助けてもらった歩は何故か「人それぞれ大切なものがあるんだ、よく知りもしないのに否定しちゃいけないよ」とドレッドの梯子を外す。

しかしそれで黙っていないのがドレッド。
「っは、キモいな…突っかかる相手が違えだろ。助けてもらって感謝できないか、モブが生意気…オレの一番嫌いなタイプだな」と言い放つ。
・言いまわしはともかく正論である。

ドレッドの名前は「黒鉄大也(くろがねだいや)」であった。

そこへスクールの戦略コーチ(木崎)が来て、コーチの元へ皆が集まる。
東堂は不在のため、木崎が次の試合のメンバーを決めることになった。
ちなみに次の試合は東のETCに対して西のWTCとの対戦だ。
・はい、テンプレ。

大会のメンバー決めは、木崎考案のサーブで☆的あてゲームで決まるといった所で終わり。

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<感想・分析など>
スクールのNO.1の登場と新たな仲間たちの登場、そして初試験とテンプレ通りのストーリーである。

今回気になったのは歩の発言だ。
「人それぞれ大事なものがあるので知りもしないのに否定しちゃいけない」と言う歩だが、これは何かを諭しているようで何も諭していない実に空虚な発言である。

<歩のチーズ牛丼っぷり・原作者は果たして必要なのか問題>
歩の発言には2つの矛盾がある。
①まず歩む自身がそれをできていないのではないか?
②それを気にするのは別の良いのだが、それは結局は常に他人の行動と言動に合わせていくだけで自己主張・事項行動の非行使への言い訳になるのではないか?
ということだ。

①に関しては、歩がスクール初日までに日々を過ごす中で、学校で居眠りをしていた際に、先生が怒りながら歩を差して黒板の前で問題を答えさせるという場面がある。
歩は当然答えられて皆からおーと称賛されるのだが、何故先生は歩を黒板の前まで来させて答えを書かせたのか?
これは当然、授業中は先生は生徒たちに起きて授業に集中して欲しいという「大事な思い」があるからこそ、それに反する歩に対して罰のつもりで黒板の前に立たせたのだろう。
学校内の当然の儀礼的所作として、授業中は寝るべきではないということは誰にでも分かるはずなのに、それをする歩は、上記の論と矛盾しており、道徳上の信義則に反している。
またもしもドレッドにとって、一般弱者に対する暴力の否定こそが自己の社会正義における「大事なもの」であった場合は、歩はそれを否定していることになるが、その際はどのように折り合いをつけるのか?

②に関して、「人それぞれ大事なものがあるので知りもしないのに否定しちゃいけない」ならば、たとえばある行動をすることで、他人が大事にしていることを否定していたら、それはどうするのかという問題だ。
そしたら結局は何もできないことになる。
そればかりか、更に論を進めると、「知らない限りは行動しない」ことが金科玉条のルールかの様になり、
結局は何もできない袋小路に至る道を首肯する不言不実行の言い訳の様にさえ感じる。

つまり歩の言っていることは、簡単に言うと「自分からは何も行動出来ない、行動したくない」チーズ牛丼の言い訳にしか聞こえないのだ。

ということで、歩は一見それっぽいことを言ってはいるが、所詮は賢しらぶった子供の戯言であり話にならないのである。
何も考えずに歩に上記の様な軽薄なセリフを吐かせているところから見ると、キャラクターの掘り下げ不足が感じられる。
冷静に考えると、ドレッドに一応礼をしつつも一言たしなめる位が塩梅良かったのだろうが、能力不足の原作者としてはでそこまで頭が回らなかったのだろう。
セリフ回しは、歩の性格を考えて「歩の思考からして、この場面だったら一体何を言うか」というキャラクターの思考哲学を常に考えなくてはならない(主人公なのだからこの辺は特によく考えるべきである)。
こういった無思考なキャラクターの動かし方や、テンプレ以上のことができないストーリー展開を見ていると、前回も書いたがやはり思うことがある。

これ原作者って本当に必要なのか?
1人の漫画家が原案も絵もやるなら分かるんだけど、2人に分かれてるのにこのクオリティってあまりにもお粗末過ぎない?


<ドレッドの価値>
客観的に見ると、ドレッドの言動行動は全て筋が通っている。
口は多少悪いのかもしれないが、何も知らない小鹿(歩)が危機に瀕した際にはしっかり助けてあげる。
また「世界を目指すド派手なスクールと聞いたが、ちっぽけなもんに酔狂してんな」というのも納得である。
なぜ世界を目指すスクールが、世界一でもない選手たちをそこまであがめるのか?
世界を目指すスクールが価値として認めるべきは世界へ出ている人間だけである。
ドレッドの言っていることは至極当然のように感じる。
筋の通った発言・それに沿った行動を取れるドレッドは非常に魅力的に映る。
流石今後世界NO.1に君臨する男である。


<まとめ>
ドレッドは非常に魅力的なキャラクーに映る一方、歩に関してただのキョロ充チーズにしか見えない。
歩、お前もう主役を交代しろ。
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