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「魔入りました!入間くん」で有名な西修先生がジャンプで元作担当ということで、感想考察をしていく。
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<ストーリー>
獲物を狩る少年、どうやらこれで生計を立ててるようだ。
村の女の子達がこれから首都へ行くのだが、少年には関係のないことの様なので興味を示さない。
所謂パワー系の田舎の少年で教養など皆無そうなキャラクター。
・ちょっと絵的には少年ガンガン臭がする。
また天真爛漫さとビジュアルが「鬼滅の刃」の煉獄さんを思い出させる。
どうやら少年は
山に住んでいて、必要な時だけ村に降り立っているらしい。
少年の信条は「死対死(シツイシ)」。
「相手がこちらに殺意を向けない以上こちらも相手に殺意を向けてはならない」という意味らしい。
その少年がずっと狙っている正体不明の存在がいた。
こちらに敵意を向けないため攻撃をしない方針であるが、人に手を出したり、此方に敵意を向けたらいつでも仕留める準備は整っていた。
少年はいつもその存在を見ている。
場面変わって先程首都に行く少女達は足止めを食らっていた。
緊急魔法警報が発令された様だ。
それがあるということは近くに魔女がいるということ。
近くにいた深淵の魔女:デスカラスという名の魔女は、山に獲物がいるので一般住民を保護するよう、手元の鏡に言い残して行ってしまった。
鏡の向こう側は、黄金の魔女:マリーゴールドである。
ここで魔法についての説明が入る。
この世界の魔法とは、魔法の精みたいなのがいて、人間に課題を出す。
それをクリアできた人間が魔法を習得できるという仕組みらしい。
その様に魔法を習得してきた人々を魔女と呼ぶ。
デスカラスは、魔法を習得するために山に来た。
魔法の精みたいなのには人格があり、今回相対する魔法の精は「王の魔法(キング・ウロロ)」。
習得条件は、キング・ウロロの心臓を止めること。
戦いが始まる。
デスカラスが間隙を縫ってキング・ウロロの心臓を突き刺した!
だが、奴は死なない。
キング・ウロロの心臓は女性にはつくことができないという衝撃の事実を話す。
絶望の瞬間、冒頭の男が現れ、罠にかける。
それに反応して、少年に攻撃するキング・ウロロ。
だが、この瞬間「死対死」が成立していた。
少年がキング・ウロロの心臓を突き刺す。
キング・ウロロを倒したことで、まさか少年が女性しかなれないはずの魔女になってしまったという所で第1話は終わり。
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<感想・分析など>
うーん、悪くない。
「極東ネクロマンス」「さいくるびより」あたりの新連載とは段違いの完成度だ。
なんだろうか、漫画としての基本的な挙動が整っている感じだ。
若干、絵から「少年ガンガン」・「少年エース」臭がするのが興味深い所だ。
うまいは上手いんだけど、なんというか、漫画界の中心的な絵柄とは少し違う。
絵自体は一定以上なので、原作者の演出力をしっかり引き出せるかという点では問題ないのだろうけれども。
絵と共にぱっと気になったことは、一般漫画としては説明が非常に多いことだ。
「なろう系」の漫画みたいな多大な設定の説明が第1話からどんどこ現れる。
一般論の話をすると、設定を漫画の初期につらつらと文字で説明するのは良くないとされている。
読者の興味を引く前に自分の言いたいことだけをやっても読者はついてこないのだ。
「設定を説明する→読者に面白いと思ってもらう」ではなく、「面白い話で読者の興味を引く→設定を徐々に公開する」の順というやつだ。
(まあこれも、売れて人気が出れば結局は関係ないけどね)
この説明多大な感じは恐らく「オタク漫画」が強い秋田書店所属のチャンピョンでの連載が影響しているのであろうが、これが吉と出るか凶と出るかはまだ難しい所だ。
まずは新連載ということで、細かいことは言わずに次回を楽しみにしたい。
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