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「ルリドラゴン」について(第22話・ネタバレあり)

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https://www.oninkun.com/back-issues-of-ruridragon
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前話までの感想はこちら↑↑↑↑↑↑↑
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<ストーリー>

母親がルリの折れた角を持ちながらいろいろ話す。
・この母親が出てくると、話に一貫性が無くなるからなるべく出てこないほうが良い。
嫌な予感である。


徐々に体育祭が迫っているが、なんと体育祭の当日は雨の予報。
宮下さんがドラゴンなら何とかなるのではとの問いから、お母さんに聞くことに。
お母さん曰く、「龍は天候支配はできるけど、現在龍は人間との共生関係の影響から力を行使しないことになっている」そう。
ルリが「初耳なんだけど」と言うと、母親は「いろいろややこしいんだよ、知りたきゃ教えるよ」とほざく。
・こういう、「今は龍の力は約束事の関係で自由に行使出来ない」みたいな適当な設定をその場その場で付け加えていくのは良くないな、後でぼろが出る。
説明不足に対するフォローも無茶苦茶である。
本来ならルリに龍の特質が出始めた時点で全て話すのが自然なんだよ。
それを作品の為に敢えて話さずに必要な時だけ情報を小出しにする姿勢が既に行動の非リアルなんだよ。
最早母親がこの作品の単なる舞台装置に成り下がってしまっている。

・更に母親は今その場で言った内容を根底から引っくり返すことを言う。

ルリは天候を操れるし、人間だから天候操作しても問題ないとのこと。
・いや、無茶苦茶だろ。
天候操作の様な人知の超えた超常現象を起こさないために龍と人間の約束事をしているのではないのだろうか、普通に考えて。
それをルリが人間とのハーフだからいいっていうのは、法律の抜け穴を使っているみたいなもんで全く言い分けないだろ。
この辺が非リアルなんだよ。

なお、担任の岳本は実は特別顧問監視役教員という龍の監視役だったのだ。
岳本先生からの承認も得て、ルリはいよいよ天候を操ることになる。
・いやあどんどんおかしな設定を追加していくな。

終わり。

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<感想・分析など>

良い素質を持った作品がどんどん壊れていく様を見ていて複雑な気分である。

これ編集者の実力不足だな。
急に設定の盛り付けをさせ過ぎである。
作者の手綱を握るのが編集者の仕事なのだが、全く機能していない。

また、この母親の存在が漫画にとっての鬼門になってしまっている。
龍のことを知っている割に舞台装置過ぎて母親の行動原理が非リアルの極致に至っている。
母親はやはりどこかのタイミングで退場した方がより良いと思われる。

というか、本来は母親は幼少期に亡くなっており、祖母に育てられたとかいう設定の方が良かったと思われる。
こうすれば、祖母や親戚がルリのドラゴンについて知らなくても不自然ではなくなる。

光る作品なのにその光がどんどん煤で覆われていくかのようで非常に口惜しい。

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