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「ルリドラゴン」について(第5話・ネタバレあり)

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3Z4NUU+2GPLWY+348+1C8R5E
https://www.oninkun.com/back-issues-of-ruridragon
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前話までの感想はこちら↑↑↑↑↑↑↓
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勉強も一段落してみんなと話すルリ。

ルリは、ふと皆に「私のこと怖くないの?…火を吐くドラゴンじゃん…」と問いかける。
するとみんなが先週ルリが休んでいる時にルリママが教室に来たことで、ルリママもルリ本人も頑張っているので怖がる必要はないという神代さん。
・高校の教室に子供のお母さんが来る…。
中学なら分かるけど何か子ども扱いしすぎてない?

そしてそんなことを気にするなとばかりにルリに引っ付く神代さん。
そんなこんなでみんなと楽しい時間を過ごして、「みんないい人だな、仲良くしてみなきゃ気づけないな」とそれっぽいことを思いながら帰途に就くルリ。

帰ってくるとお母さんがタコパを用意して待ってくれていた。
たこ焼きを食べるルリ。
・食べた後口の描き方とかに出てるが、毎回こだわりを感じる。
口フェチの方かな。

食べながら1日のこと、学校でのことを話す。
そんなに不安になる必要はなかったとの話で終わる。
・この辺もお母さんのさりげないメンタルチェック及びメンタルケアである。
抜け目ない性格。

その後、ルリとルリママで一緒にゲームをやる。
ひとしきり楽しんだ後で、ルリが口を開く。
「まだ遺伝はあるのか。他に何があるのかわからない。」と不安を漏らす。
「でも、どれだけドラゴンになっても学校は生き続けられたらいいな」とルリが言うのを見て、お母さんは安心した顔をしていた。

翌日再び学校に行くルリをルリママが見送る形で終わり。

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<感想・分析など>
普通の社会に自分だけ異常な存在になってしまった人々の比喩的作品である。
様々な病を抱えた人をドラゴンなった少女に置き換えて仮託することで当人や周りの人々の気持ちを描いている漫画であるように思う。

描きたい心情や訴えたい内容といったものは、実は意外とストレートには表現しにくいものである。
ドラゴンという題材を1枚挟むことで、作者の主張や訴えたいことが見事に描かれている。


それだけに、キャラクターの行動矛盾が出てくると非常に粗が目立つ。。
例えばお母さん。
お母さんのルリに対するさりげない心遣いが身に染みるが、それを考えれば考えるほど、ドラゴンの件を先生には事前に伝えているのに、一番重要な本人には伝えていないという、この前の無配慮な行動にキャラ行動の明らかな矛盾が生じてしまっている。

他にも、前回のルリのコミュ障振りがちょっと友達と話したくらいで全く消え去っているのも違和感を覚えた。
そんな簡単に打ち解けないんだよ、普通は。


こういう事例が生ずるのは明らかにキャラクターの掘り下げが不足しているのだ。
しっかり事前にキャラクターを掘り下げた作り込んでおけば、この場面ならこのキャラクターは必ずこう行動すると自然な推測が立つはずだ
仮にもし予測される行動をしなかった場合、「それはこういう理由かあったからだ」みたいに自然と背景要素も描くチャンスがあるはずなのだ。

今の状況は、ただ特殊な状況下にいるキャラクターに作者の主張を仮託するだけになってしまっている。
これでは勿体ない。

もっとポテンシャルを秘めているはずなので頑張ってほしい。
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